ペットロス
よもぎが亡くなった時、つくしと私たちはすごく落ち込みました。
ペットロスという言葉は、聞いたことがあっても、自分たちがそのような気持ちになることは考えたことはありませんでした。
でも、よもぎが亡くなり、その悲しさは本当に辛く、なにかに逃げ出さない限り解決しないような気がしました。
よもぎは、ペットショップで購入したので代犬制度というものがあり、代わりの同等の仔を譲り受けることができると言われ、気持ちを紛らわすかのようにペットショップに通うことにしました。
とりあえず、ショップでは優先的に見させて頂き、そして気に入った仔を押さえていただいたりしていたのですが、どの仔もピンと感じる仔が居なくて、時間だけが過ぎていきました。
お店の方も、ゆっくり探して構いませんと言われていたのですが、時間がたつにつれ、どんどん気持ちがよもぎから離れることができず、新しい仔を見るたびに、「よもぎなら…」とか「よもぎだったら…」と思う気持ちが強くなってしまいました。
そして、いざこの仔ならと思える仔が見つかっても、成長がいまいちであったりとすぐに連れて帰ることは難しい状態でした。
運命の出会い
そして、少しずつ気持ちを癒され始めた時、関西のお友達が東京に遊びに来ると言うことで、こちらのお友達がセッティングをしてくれました。
実はその日が、私たちの運命を変える日だったとは、その時には気づきもしませんでした。
2003年12月21日、お台場パレットタウンサンウォークの中にあるシーマという中華レストランに12時からオフ会が予定されました。
その日、私たちは少し早めに到着しようと、早めに家をでました。
比較的、道路も混んでいなくて、予測していたより早く着いてしまったので、とりあえず時間つぶしということで、同じサンウォークにあるペットシティに立ち寄ることにしました。
そして、入り口を入ったところのすぐのショーケースの中に、沢山のチワワが居て、それも女の仔ばかり居ました。
その中の白黒の仔が、とても目に付き、おかあちゃまも、一目見て気に入ったようでした。
このショップは、よもぎと同系列のショップなので、代犬として扱うことができるので、店長さんにお話をし、本店に送って頂くことにしました。
わくわくした気持ちを抑え、オフ会に参加をして、家路につきました。
そして、届けられた日に、本店に行き、家に連れて帰ろうとしたところ、コクシジウムという細菌性の下痢をしているので、良くなるまでの間、様子を見させてください、と言われ、仕方なしにお店を後にしました。
その後、土日の度に面会に行きましたが、なかなか良くなる様子はありませんでした。
第2の運命
そして、今度は愛知のお友達がこちらに遊びに来ていると言うことで、同じく知り合いの方がこちらの方でお会いしないかというお話があり、急遽参加をさせて頂きました。
場所は、横浜ベイサイドマリーナ。
お昼前だったのでお食事をして、暫しお散歩をしてからお別れしました。
そして、帰り道にその仔に会いに、というより今日は連れて帰りたいと思い、道を急ぎました。
コクシジウムが完治するには、やはり1ヶ月くらいかかるようで、今日の時点でショップから連絡も入っていないので、きっと今日行っても連れて帰ることは非常に難しいのだろうと思っていました。
そして、ショップに着き、店長さんとお話をしてみると、「病気は完治しましたので、連れて帰ってもいいですよ。」と言われ、喜び勇んで連れて帰りました。
それから…そして
この仔には”わらび”と名前をつけ、今は我が家の3女として暮らしています。
お台場でのオフ会のお誘いがなければ、決して出会うことは無かったですし、また横浜でのオフ会がなければ、もしかしたらお迎えが出来なかったかも知れません。
わらびとの出会いには、沢山のことが重なり合い、そして沢山の方との出会いがあったことで、初めて実現したような気がします。
本当にありがとうございました。
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